衝撃ドコモさんの地図がシムシティ楠戸芳弘
ドコモが技術を駆使して作りだした3D地図がまるでシムシティな件. ロケットニュース
以前の記事で、劇的に進化したアップルのiOS「マップ」についてご紹介した。このマップはリリース当初、あまりにもヘボくて使い物にならなかったのだが、着々と進化を続けており、最新版では航空写真を立体的に見ることができるようになっている。実際の街の様子を把握するのに、大変役に立つようになった。
そんななか大手通信会社のドコモは、Android向けに既にリリースしていた3Dの地図アプリ「3D地図-立体地図・ルート検索・天気・Twitter-」を、iPhone5sと5cのみ対応のiOS版もリリースした。アップルのマップはかなりしっかりと街並みを再現しているのだが、ドコモはどうか?
実際に使ってみたところ、ムダなところに力を入れていることが判明。何じゃコリャ? 街のなかに登場する車が、アニメーションで本当に走ってるぞ! そんな仕掛けいらないだろッ。まるでゲームの「シムシティ」みたいだ!
・各地のスポットを立体的に再現
このアプリは、建物を立体的に再現していることを最大の売りにしている。リリース開始段階で、日本の180スポットを忠実に再現しているとのことだ。まだまだスポット数は多いと言えないのだが、表示されるスポットの数は増えるのではないだろうか。
・リアルタイムで天候・時間を反映
もうひとつ大きな特徴は、リアルタイムで天候や時間を地図上に再現すること。たとえば、夜間に雨が降っているタイミングでこの地図を見た場合、地図のなかも夜。アニメーションで雨が降っているところまで再現してくれる。天候の切り替えや昼夜の切り替えも可能だ。そこまでアニメで再現することはないと思うのだが、それでもわかり易いのはたしかだ。
・無料ではルート検索できない
気になるのは充電の消費がとても激しい。画面上の車がアニメで動いたりするので、無駄に浪費しているのではないかと思わざるを得ない。それからルート検索・ルートシミュレーション・ルート登録の3機能は、有料サービスの「ドコモ地図ナビ」への登録が必要だ。ルートが確認できないのであれば、無料で使えるiOS「マップ」、もしくは他の無料アプリの方が重宝するに違いない。したがって、この地図は3D表示を楽しむにとどまりそうである。
とはいえ、小さな街が展開している雰囲気がゲームみたいで楽しいので、一度試してみるのも良いのではないだろうか。